2015年10月3日(土)掲載
気仙沼市の観光振興にと取り組む「リアス観光創造プラットフォーム」(菅原昭彦理事長)が1日、観光庁長官表彰を受賞した。
観光と水産業に積極的に取り組むなど、東日本大震災からの復興に貢献したことが評価された。
観光庁は、魅力ある観光地づくりや地域の発信、外国人旅行客の誘致など、観光振興・発展に貢献した個人・団体に観光庁長官賞を贈っており、今年で7回目。
同団体は25年6月に設立。気仙沼の観光の現状把握や、資源再発掘のための調査、気仙沼漁師カレンダー、気仙沼じゃらんの発行、メカジキのブランド化推進、各種モニターツアーなどを実施している。
特に、気仙沼地域の水産業を復興させるため、観光事業との連携を積極的に展開。宿泊数を増加させるなどの成果を挙げ、被災地の復興のモデルになる―として選定された。
1日、国土交通省総合政策局で授賞式が行われた。
菅原理事長は「多くの関係者のおかげで、受賞することができた。気仙沼はまだまだ復興途上であり、観光が産業化していくように、頑張っていきたい」と話した。
今回は同プラットフォームのほか、観光振興と地域全体の活性化に貢献した群馬県川場村の道の駅「川場田園プラザ」、無料公衆無線LANの全店整備などに取り組んだセブンーイレブン・ジャパンなど2個人・5団体が受賞した。